【デジフジmini】“体験型”回帰で身近になったシーテック

2015.10.16


(1)ウエアラブルデバイス【拡大】

 7日から10日まで、千葉・幕張メッセで日本最大のエレクトロニクス総合展示会CEATEC(シーテック)が開催された。今回は東芝をはじめ、大手メーカーの不参加が取り沙汰され、“曲がり角”とも言われたが、それがかえって関心を集めたのか、ほぼ例年と変わらぬにぎわいをみせていた。

 近年のシーテックは、かつての薄型大画面テレビのような“主役”が不在で、派手なデモンストレーションも減っている。今回も、小ぢんまりとした感は否めなかった。ただ、「体験コーナー」などを施した出展は逆に増え、“身近さ”が前面に出てきた印象がある。

 特に今回は、ウエアラブルデバイス=写真〔1〕=やスマートフォンを使った遠隔操作など、日常性をアピールした展示品が多かった。スマホと連動したヘルスケアのほか、最新のスマートグラス=同〔2〕=はAR(仮想現実)を楽しむだけでなく、業務用のヘッドセットも小型軽量化が進んでいた。デジタル環境を身近に、より便利に使うツールに期待が高まっているようだ。

 ロボットの展示も、今回はさらに拡大した=同〔3〕。従来の産業用やエンタメ系だけでなく、商業用や家庭生活にロボットが浸透し始めてきたことを実感する。

 もうひとつ、特徴的だったのは「NEXTストリート」(電子情報技術産業協会=JEITA主催)のコーナー。観光(近畿日本ツーリスト)や買い物(楽天技術研究所)関連、地方企業の開発製品などを展示し、近未来である2020年にIT技術がどのように活用されるかを提示するコーナーだ。地方創生や地域活性化に、デジタル環境の進展は欠かせないものとなりつつある。

 一方、情報家電では4K・8Kの次世代ハイビジョンテレビがひとり気を吐いた=同〔4〕。ここでも中国メーカーの伸長が著しい。

 今年のシーテックは、これまでとは違った傾向がはっきり浮き出た感がある。「IT&エレクトロニクス産業の最新製品を見て体験できる」という本来の趣旨に立ち返ったと言えるかもしれない。 (木庭貴和)

 

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