丸美屋食品工業「のりたま」 消費者の嗜好の変化とらえ「変わらない味」を8回リニューアル (1/2ページ)

2015.11.04


『のりたま』【拡大】

 丸美屋食品工業の『のりたま』は、1960(昭和35)年の発売から55年目を迎えた。年間400億円のふりかけ市場にあって売り上げナンバーワン(のりたま62グラム:インテージSRIふりかけ市場2014年1〜12月累計販売金額)。

 『のりたま』は、創業者、阿部末吉さんの「良質なタンパク源を家庭で手軽に取ってもらいたい」との思いから開発された。ヒントは旅館の朝食。鶏卵は良質なタンパク源で栄養価が高い。しかし、乾燥品で卵の風味やサクサクとした食感を出すことは難しく、苦労の末に最適な材料や乾燥法を完成させた。

 これまで8回のリニューアルを行い、塩分比率や素材の見直しを行っている。「ヘビーユーザーが多く、ちょっとした変化にも気が付く」(マーケティング部ふりかけチーム、金澤勇さん)ため、大きく変えてはユーザーが嫌がる。が、人々の嗜好や消費者層は変わる。

 塩分濃度は減塩志向に応え、数回にわたり塩分を減らしてきた。55年前の味は、現在からみれば、塩辛いのだ。本人さえ気付かないうちに人々の嗜好は変わる。

 そのニーズは、調査だけでつかむことは難しい。調査データに隠れた、消費者自身気づいていない「潜在的な不満」を探し出し、あるいは「強みを伸ばす」ことで、7〜10年間隔で、改良を行っている。

 

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