興和商事・石田会長 “独自商戦”「高くていいもの作ってブランド化」 (1/3ページ)

★興和商事・石田卓也会長(63)

2016.01.19


興和商事・石田卓也会長(撮影・剣持和政)【拡大】

 デザイナーズ・マンションの賃貸管理、高級美容関連商品の企画・製造・販売などを手がける興和商事の石田卓也会長には、日本人らしからぬ魅力がある。高卒で渡米、現地の大学を卒業後に起業し、米国社会で人生を切り開いてきた。7年前に父親が他界し日本の会社を継ぎ、現在、日米を行き来する日々。独自の技術をブランド化してライバルのいないビジネスを目指し、社員が定めたクレド(企業理念)を順守する自由な発想の経営者である。 (幾田進)

 ──東京の早稲田高校を卒業してすぐ渡米。いきなり海外へというのは、当時でも珍しかったのではないですか

 「いなかったですね。しかも、金髪女性に憧れてですから(笑)。雑誌かなんかを見て、ロスの海とビキニの水着を見に行こうと思ったんです。行ってみたら、留学先が描いていた大学と違って慌てて入り直したくらい」

 ──下調べはしなかった?

 「僕はビジネスでも下調べはしません。借りた家がバカに安いと思ったら、壁に銃弾の穴が開いていてひどい目に…なんてこともありました」

 ──ビジネスでもマーケティングは本当にしないのですか

 「一切しません。会社の方針としては、高くてもいいものを作ってそれをブランド化する。自分たちの独自のマーケットを作りたいわけです。父の残してくれたマンションのように高くてもいいものを造れば、50年たってもビクともせず引く手あまたです。製品には特許や意匠登録を取るなどして独自の製品を作り、ライバルのいないところで売るため、他社の製品は気になりません」

 ──マンション経営は順調ですか

 「東京五輪の年の1964年にできたビラ・ビアンカをはじめ8棟建てました。デザイナーズ・マンションとして今でも毎年雑誌に取り上げられます。銀行は50年前の建物は価値がゼロといいますが、うちはほかより高い家賃なのに空きがない。父が世界一いいものを建てようと採算度外視で造ったおかげです。父は建設中も長靴をはいてコンクリートにあまり水を混ぜないように見張るほど情熱を込めていたので、『3・11』でもビクともしませんでした」

 

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。