興和商事・石田会長 “独自商戦”「高くていいもの作ってブランド化」 (2/3ページ)

2016.01.19


興和商事・石田卓也会長(撮影・剣持和政)【拡大】

 ──美容製品も好調ですね

 「新潟の燕三条の匠の技と加工技術で高くても品質がいいものを作っています。『角質取り』は、日本ハム・ファイターズの選手やフィギュア・スケートの羽生結弦さんが使ってくれてまして、羽生さんは五輪で優勝する前に感謝状も送ってくれました。ほかの製品ではどうしてもとれなくて苦労したそうです。フィギュアの選手には大事なことらしいですね」

 「先日、やはりフィギュアの織田信成さんがテレビ番組で自分の足でその角質取りを使ってみせたら、すごい反響で注文が殺到しました。普通は方向を変えて削らないといけないのですが、うちのは一方向の動きでまんべんなく削れ、角質の固い皮膚だけ削れて柔らかい皮膚は傷つかないんです。4500円と3600円ですが、2週間で4000本、2カ月で8000本売れました」

 ──匠の技ですね

 「何とかして日本の匠の技術を守りたい。海外にいると日本のよさがよく分かる。僕が分からないのは、『ものを高く売れない』という発想です。商品を卸している百貨店では値上げするにもOKがいると言われました。『僕らは競争しないところでやっているから、必要なら上げます。買ってくれなくて結構だ』というと目をシロクロさせ、結局値上げを認めました。仕入れにあたり値引きを要求する日本の商習慣はうちには通用しません。こんな高いものは売れないといわれた8000円の『毛抜き』、1万円の『和ばさみ』などもよく売れています」

 ──今後やりたいことは

 「2年後には会社を息子に譲るつもりです。その後の夢としては、米国で虐待された子供を助ける活動をしてきたので、日本でもそうした子供たちを育てられるファームのような施設をつくりたい。お金は自分のためより人のために使うものと思っていますので、希望を持った若い人たちを育てていきたいですね」

 【家族】

 先妻に1男1女。後妻に1女1男。末っ子が事業継承者のザック氏(25)。

 【好きなもの】

 犬、車、ゴルフ。「小中時代はいじめられっ子で犬が心の友。天使とアンガルという名前のドーベルマンを2頭飼っていました」。車はベンツ、アウディなどを所有。「昔、レースをやっていたほどです」

 

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