尊厳死の意向を伝えておく方法は?

2016.02.01

 Q.尊厳死の意向を伝えておく方法は?

 A.尊厳死宣言公正証書を作成しておくのが確実

 脳梗塞で倒れ入院中のAさんの父親。医者からは回復の見込みはないといわれ、本人の意識もはっきりとしない状態のまま、1年以上も延命のためだけの治療を続けている。

 「見る影もなく衰えた顔の父を見るのは辛いものがあります。元気なときに『管につながれて生きるくらいなら、潔く死んだ方がましだ!』なんて豪語していたものですから、尊厳死という選択肢が頭をよぎりました」

 それでも、話しかけるとわずかに反応するのを見るにつけ、「まだ希望はあるのではないか」とすがりたくなり、決断できずにいるという。

 尊厳死の決断が家族にどれだけの重圧を与えるかは言うまでもあるまい。しかも、どちらを選んでも「これでよかったのか」と葛藤し続けることになるのだ。

 このような状況になったとき、本人の意思がはっきりしていれば家族の精神的プレッシャーも軽くなるはず。口でいうだけでは本当の意思は図りかねるから、しかるべき書面を残しておくことが必要だ。

 それが「尊厳死宣言公正証書」というもので、公証人役場で作成できる。どんな場合にどんな措置をするか、延命治療のあり方について、本人の希望を反映できるよう相談にも乗ってもらうといいだろう。

 親の命を左右する。そんな辛い決断を家族にさせてはいけない。

 

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