故人の遺志は絶対かなえなければダメ?

2016.02.22

 Q.故人の遺志は絶対かなえなければダメ?

 A.少なくとも家族はそう思ってしまう。希望は無理のない範囲にとどめたい。

 「葬儀は家族葬、墓はいらないから散骨にしてほしいと言って聞かない父ですが、息子としては親類の手前、そうもいきません。終活に興味を持ってくれたのはいいんですが、もう少し家族に相談してくれてもいいのに…」

 そんな悩みを抱えるAさん。老後や死後のあり方が多様化する中で、自分の望む最期を迎えるべく、家族に自分の希望を伝えておくのは重要なこと。しかし、家族はそれをできる限りかなえてあげたいと思うものだから、あまりに無責任な希望は考えものだ。

 家族葬や散骨は、まだ新しい風習だけに当人がよくても、周りの人は快く思わないことも考えられる。あるいは費用負担も考えずに「盛大な葬式を挙げてくれ」と言っても、家族にはため息をつかれてしまいそうだ。

 自分の希望も大事だが、残される者の立場や負担も考え、現実的な範囲に落としこむ必要がある。新しい風習を取り入れるなら、最低限の根回しは自分でしておくべきだし、お金の工面も筋道くらいは立てておくのが道理だろう。

 周囲への影響が大きい老後も一考したい。介護を含めた「誰が面倒を見るのか」という問題は、実質的な手間と費用がからむからだ。どこで生活し、そのお金はどうするのか。自分の希望を現実的なラインと擦り合わせておくためにも、とにかく話し合いだ。

 

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