カシオ計算機・樫尾社長 『面白い』『初めて』『意味のある』『驚きのある』がカシオらしさ (1/3ページ)

★カシオ計算機・樫尾和宏社長(50)

2016.03.15

スマートアウトドアウォッチ「WSD−F10」を着用する樫尾社長(長尾みなみ撮影)
スマートアウトドアウォッチ「WSD−F10」を着用する樫尾社長(長尾みなみ撮影)【拡大】

 27年ぶりの社長交代で昨年6月、会社経営を任された。そして今月下旬に満を持して投入するのが「スマートアウトドアウオッチ」だ。従来のスマートウオッチとは、見た目も中身も用途も大きく異なるこの商品、「初めて」や「驚き」などカシオらしさがあふれている。 (中田達也)

 −−スマートウオッチの開発を指揮したそうですね

 「社長になる前の部署では3、4年開発に取り組んでいました。時計と情報端末を両方手がけているメーカーとして、やらなければならない領域だと考えています」

 −−先行していくつも商品が出ています

 「ただ、本当にユーザーが便利に毎日使う商品かというと疑問もあります。スマートウオッチを本当に必要とするシーンとして目を付けたのがアウトドア用途でした」

 −−特徴は

 「従来のスマートウオッチでは、電池寿命を長くするために一定時間で画面が消えてしまうこともストレスでした。2層液晶を採用して省エネに対応しつつ、常に時計画面が表示されるようにしました。Gショックのノウハウや防水技術を生かして、装着感が心地よくてかっこいいという、時計メーカーでないとできないものになりました」

 −−想定ユーザーは

 「山登り用途では、約10万人のユーザーがいるYAMAP(ヤマップ)というアプリが入っているので、スマートフォンを手に持てない登山中でもスマートウオッチで簡単に確認できます。サイクリングや釣りの際に両手がふさがっていても情報を確認しやすいというメリットがあります」

 −−発表時の反応は

 「予想以上でしたね。個人的にいちばんうれしかったのは、『カシオらしい』と言っていただいたことです」

 −−カシオらしさとは

 「いつも建築家の近澤可也さんの『オハイオ』という言葉を引用させていただいています。『面白い』『初めて』『意味のある』『驚きのある』の頭文字を取ったもので、ほかにはできない独特の文化や新しいものへのチャレンジ精神を表していると思います」

 −−以前は「デジタル」がカシオの代名詞でしたが、高機能のアナログ時計も好調ですね

 「時計が好調な理由の一つはやはりGショックで、年間800万台出荷しています。一方でGショックを除く時計市場の95%がアナログなので、10年ぐらいかけてアナログに投資してきました。Gショックブランドを使ってカシオのブランドをうまく引き上げ、アナログの世界でも本物感を常に心がけながら作ってきたことが認められたのだと思います」

 

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