【「01」発想講座】東大生vsAI 頭脳集団は創造力、道徳心、人間性を育むことが大事 (2/2ページ)

2016.04.08

東大新聞(http://www.todaishimbun.org/kubota−ai0315/)に載った僕のインタビュー
東大新聞(http://www.todaishimbun.org/kubota−ai0315/)に載った僕のインタビュー【拡大】

 たとえば、東大生が一番多い司法試験合格者。実践的な裁判に勝つための判例検索と相手を打ち負かす戦略立案能力はAIのほうが上だ。医者になったとしても、世界中の症例データから最適な治療方法を割り出す能力はAIのほうが優れている。企業エリートになったとしても、AIを使いこなすクリエーティブな能力がなければ、東大生といえどもAIの餌食となる。

 一方で東大生の1割は天才的な閃きができる地頭(じあたま)の持ち主だと思う。彼らは事象や問題を五感でとらえて何をすべきかがわかる能力の持ち主だ。その能力こそがAIを使いこなす鍵になる。

 おそらく彼らは今後、社会に出たときにAIを使ってあらゆることに挑戦するだろう。官庁や大企業など、処理業務だけでなんとか成り立っている組織をターゲットに、AIを使ってその座を奪うということを考え出すかもしれない。

 地頭がいいのは東大生だけじゃない。機械言語がわかるプログラマーもその部類に入る。いわゆる数学的センスの持ち主が、AIの特性を本能的につかみとり、操ることができる。一種の「ゲームの達人」のようなものだ。そして、彼らが「こうしたい」と思えば、AIを巧みに操ってやりたい放題できる時代が来る可能性もある。

 つまり、近未来にはAIを操る天才の出現が予想されるというわけだ。そうしたAI時代が日々刻々と近づいてくるなか、社会にとって最重要の課題は、操る側の人間の創造力向上だけでなく、その人間の道徳心や人間性を育むことだ。その教育こそが、世界平和や経済安定の鍵を握っている。 (久保田達也)

 

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