N高等学校入学式 バーチャル駆使した前代未聞の式典 (1/2ページ)

2016.04.14

(1)「N高等学校」の入学式
(1)「N高等学校」の入学式【拡大】

  • <p>(2)スクリーンに映し出された奥平校長に新入生代表が宣誓した</p>
  • <p>(3)生徒全員がVRヘッドセットをかけた様子は、SF映画のようだった</p>
  • <p>(4)会場に出席しなかった新入生はインターネット経由で参加し、専用のチャットツール「Slack」を使って会場の壁にメッセージを表示した</p>

 Q:以前この欄で、カドカワがインターネット通信教育の高校をつくるという紹介がありましたが、無事開校したのでしょうか?

 A:出版とIT事業を展開するカドカワが設立した学校法人角川ドワンゴ学園は今年4月、「N高等学校」を開校しました。ほぼすべての授業をインターネット経由で行う通信教育制の高校です。同校のサイトでは、校名のNについて「New、Next、Necessary、Neutralなど多くの意味を込めました」「生徒の皆さん一人ひとりにとっての“N”の可能性を見つけて欲しい」とあります。

 カドカワグループのドワンゴは「ニコニコ動画」の運営で知られますが、そのドワンゴが東京・六本木で運営するイベント会場「ニコファーレ」で4月6日にN高等学校の入学式が行われました。インターネット中継とVR(バーチャル・リアリティー)技術を使った前代未聞の入学式でした。

 入学式は、N高等学校の所在地である沖縄県うるま市と、新入生が集合したニコファーレをネットで中継。本校にいる奥平博一校長の式辞を六本木にいる生徒たちがスクリーンで見るという形が取られました。ニコファーレの室内4面の壁を覆うLEDスクリーンには、沖縄の校庭も映し出されました=写真(1)。

 校旗掲揚、校長式辞、来賓の祝辞はすべて映像を介して行われ、六本木会場の壇上には同校の理事を務めるKADOKAWAの角川歴彦会長やスタジオジブリの鈴木敏夫代表が並びました。スクリーンに映し出された奥平校長に新入生代表が宣誓する場面もあり=同(2)、ネットと現実が融合した近未来的な入学式でした。

 会場の生徒や理事たちには1人ずつVRヘッドセットも配られました。これを装着すると、沖縄の映像をより高精細に360度見渡せる仕掛けです。生徒全員がVRヘッドセットをかけた様子は、SF映画のようでした=同(3)。

 1期生となる今年の入学者は1482人。会場には出席を希望した73人が参加しました。他の新入生はインターネット経由で参加し、専用のチャットツール「Slack」を使って会場の壁にメッセージを表示していました=同(4)。新入生の大半は10代ですが、中には年齢が高めの人もいるようです。現役アイドルや世界的なプログラミングコンテストの入賞者、15歳の社長などもいるそうで、まさに多士済々です。

 

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