「セブンの乱」 正しい落とし所 敗れた派閥の影響力残さない (1/2ページ)

2016.04.21

連載:経済快説

引退を表明したセブン&アイ・ホールディングスの鈴木敏文会長(左)=7日
引退を表明したセブン&アイ・ホールディングスの鈴木敏文会長(左)=7日【拡大】

 鈴木敏文会長(83)の主導で提出された、井阪隆一セブン−イレブン・ジャパン社長(58)を退任させる人事案が、4月7日に開かれたセブン&アイ・ホールディングスの取締役会で否決された。その直後、鈴木氏は、次期の経営体制に加わらないと「引退」を表明し、セブン&アイ・ホールディングス・グループが揺れている。

 鈴木氏は、日本のコンビニエンスストア業態を作り上げ、かつ不断に改革してきた名経営者で、これまでセブン&アイ・グループを主導してきたが、今回、創業家である伊藤家と井阪氏らのグループとの経営権争いに敗れた。

 鈴木氏本人は強く否定するが、ホールディングスの取締役である次男、康弘氏(51)への世襲を目指したとも言われる。

 また、鈴木氏に近いセブン&アイ・ホールディングス社長の村田紀敏氏(72)も、社長を退任する。

 鈴木氏は、実績・実力ともに圧倒的であったが、基本的にはサラリーマン経営者であり、高齢なので、遠からず経営の主導権を手放すことはやむを得なかった。

 ただし、今回は、井阪社長の更迭を強引に進めようとした上に、記者会見で井阪氏の経営手腕を対外的にこき下ろすなど、組織人としては「暴走」と言わざるを得ない行動に出てしまった。

 

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