〈展望編〉’16/4月 地方に「生涯活躍のまち」 (1/2ページ)

★〈展望編〉’16/4月

2016.04.27

(1)米国版CCRCと日本版CCRCの主な違い
(1)米国版CCRCと日本版CCRCの主な違い【拡大】

  • <p>(2)従来の高齢者住宅と日本版CCRCとの比較</p>

 現在、国は地方創生のため、都市部から元気な高齢者が移り住む“街”を地方に整備する計画を進めている。「生涯活躍のまち」と名付けられる“日本版CCRC”といわれる同構想とは果たしてどのようなものなのか。

 ■日本版CCRCが目指すものとは

 「CCRC」(注)とは、「継続ケア付き定年退職者コミュニティー」を意味し、高齢者が自立して生活できるうちに特定の施設に入居し、介護が必要になっても医療を受けながら生活する米国発祥の暮らし方を指す。

 今回の構想は、米国版CCRCをそのまま導入するのではなく、米国版の良さを生かしつつ、日本の社会特性に合わせることを重要視したものだ=表〔1〕。

 一昨年末に閣議決定された「まち・ひと・しごと創生総合戦略」に基づき、高齢者が健康なときから移住し(希望制)、自立した社会生活を継続的に営める「日本版CCRC」の導入に向け、昨年2月から「日本版CCRC構想有識者会議」を開催。昨年末に地方創生担当大臣に提言を提出した。

 その内容は、高齢者が自らの希望に応じて地方に移り住み、健康でアクティブな生活を送りつつ、医療介護が必要な時には継続的なケアを受けることができるような地域づくりを目指すものだ。

 同構想の意義は、(1)高齢者の希望の実現(地方移住希望者は50代では男性は50・8%、女性は34・2%)(2)地方へのひとの流れの推進(50〜60代は東京圏からの転出超過になっている)(3)東京圏の高齢化問題への対応(特に75歳以上の後期高齢者は2025年までに約175万人増大、医療介護の確保が困難になる)などとなっている。

 

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