「レインズ」を一般開放せよ まかり通る仲介業者の「囲い込み」 (1/2ページ)

2016.08.21

不動産業界には業者のみがアクセスできる“秘密”の情報サービスがある
不動産業界には業者のみがアクセスできる“秘密”の情報サービスがある【拡大】

 マンション市場は、その主役が新築から中古に移りつつある。一度つくった住宅を50年以上使用することが基本であるアメリカやイギリスなどの先進国では、それが当たり前。日本もようやくそこまで追いついてきたということだ。

 追いついていないのは、中古市場のマーケット環境である。

 よく言われるのは「囲い込み」の問題。中古住宅の売却依頼を受けた仲介業者が、売りと買いの両方から手数料を得ることを目的に物件情報を外に出さない行為である。

 これによって、売り手は広く買い手を見つけることができない。売買の成立が遅れる。高く買ってくれる買い手を見つけにくくなる。

 一方、買い手は囲い込まれている物件を検討することができないので、選択肢が狭まる。

 囲い込みによって利益を得るのは仲介業者だけである。こういう一般消費者を食い物にする商慣習が、不動産業界では常態化している。

 この「囲い込み」は法律上禁止されているが、会社の大小にかかわらず堂々とやっている。この面だけを見れば、不動産業界は法治状態にない。

 売却の依頼を受けて専任の媒介契約を結んだ不動産の仲介業者は、その物件情報を5日以内に、不動産流通機構が運営するレインズ(不動産流通標準情報システム)という情報サイトに登録しなければいけない。レインズは不動産業者なら誰でも見ることができる。しかし、一般人は見ることができない。

 レインズに登録された物件の買い手は、どの不動産業者が見つけてもよいことになっている。もしその通りなら、顧客は数百万人にも及ぶはずだ。

 

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