原発避難で中古車販売断念…障害者支援で起業し再発進 (1/2ページ)

2016.08.26

自ら愛車のハンドルを握って企業回りをする皆川さん
自ら愛車のハンドルを握って企業回りをする皆川さん【拡大】

 逆境が起業のきっかけになる。当コラムでもそんなケースを何度か紹介してきた。皆川勝さん(52)は福島県南相馬市で中古車販売店を営んでいたが、福島第1原発事故発生以来、流浪生活を余儀なくされ、茨城県つくば市で新たな事業を始めた。

 地元の高校を「人より早く卒業(中退)して」結婚。運送会社に勤めて大型のタンクローリーに乗っていた。結婚生活が「人より早く自然消滅」し、男手ひとつで幼い2人の子供を育ててきた。会社勤めでは保育所の送り迎えができず、退職。38歳の頃、中古自動車店を開業したが、「あの原発事故で全部ダメになってしまった」。

 仕事もなければ家もなく、「これからどうすればいいのか、途方に暮れ」山形、新潟などを転々と避難し2011年4月、つくば市に落ち着いた。就職することも考えたが、履歴書は何度送っても門前払い。「たまたま名古屋で障害者の就労支援事業をやっている知り合いがいたので相談し」13年3月、優愛コーポレーションを設立。知的・精神障害者などが対象の就労継続支援A型事業所「アリス」を開所した。

 「震災でボランティアや地域の人にお世話になって、その恩返しというわけでもないんですが、人間って年を取ると人のために何かしたいと思うようになるじゃないですか」

 

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