【「01」発想講座】超高層ビルや海底も“疑似体験” 360度カメラ変える未来 スポーツや報道も新時代到来 (2/2ページ)

2016.09.02

ヘッドマウントディスプレーには、ソニーのPlayStationVR用(写真)から、先週紹介したエレコムの「P−VRG03」まで、さまざまなタイプがそろっている
ヘッドマウントディスプレーには、ソニーのPlayStationVR用(写真)から、先週紹介したエレコムの「P−VRG03」まで、さまざまなタイプがそろっている【拡大】

  • <p>ヘッドマウントディスプレーには、ソニーのPlayStationVR用から、先週紹介したエレコムの「P−VRG03」(写真)まで、さまざまなタイプがそろっている</p>
  • <p>「THETA(シータ)S」</p>

 そのプレーヤーたちに対し、会場にある大きな扇風機は強い風を送る。プレーヤーたちは突風にあおられたような気持ちになるというわけだ。普通のビルの1室でヘッドマウントディスプレーをかぶった大人たちがギャーギャー騒ぎながら屈み込み、震えている姿は、そばで見ている分にはとても滑稽だった。

 同様に、水中を再現したシーンもリアルだ。ダイバーに装着したカメラが撮った360度映像を見ると、自分がダイバーになって水中をダイビングしている気になる。下には海底のサンゴ、上には光る海面が見える。横で一緒にダイビングしているビキニの美女もリアルだ。そこにサメが襲ってくるゲームもある。

 この360度撮影技術は今後、ゲーム以外の分野でも一般的になるだろう。たとえば4年後の東京五輪では、バレーボールやバドミントンのコートのネット下に360度カメラが据え付けられるかもしれない。視聴者はボールやシャトルを目で追うこともできるし、ひいきの選手のサーブやアタック、スマッシュの瞬間を見ることもできる。

 テレビ報道の方法も変わるはずだ。視聴者は自分が現場に立っているような感覚で、事件や事故現場の様子を見られるようになる。シータのような360度カメラは今後ますます一般に普及するだろうから、たまたま現場に居合わせた人が手持ちの360度カメラでその場を撮影し、その場でネットにアップした映像を世界中のネットユーザーが“目撃”することも可能になる。防犯カメラなどへの応用も進むだろう。

 当然、映像作品も変わる。映画館では、観客がヘッドマウントディスプレーをかぶりながら、送風や水しぶき、いすの振動、匂いなどの効果を堪能することになるだろう。

 近い将来、こうした疑似体験が手軽になるという前提で、発想のタネを育んでいかねばならない。 (久保田達也)

 

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