ゼネコン、洋品店経て洋食店経営 老舗3代目の「3段跳び人生」 (1/2ページ)

2016.09.16

「黒船亭」30周年記念事業の構想を練る須賀さん
「黒船亭」30周年記念事業の構想を練る須賀さん【拡大】

 「三代続けば末代続く」という諺がある。老舗だからといって伝統にあぐらをかいていたら、すぐにつぶれる時代。「アダムスキクヤ」社長の須賀光一さん(69)は、老舗の3代目。「恵まれた環境にあったことは事実ですが、常に創業者的な感覚でやっている」

 元々は明治35年創業の料亭だったが、1969年に2代目の父親が上野池之端で高級洋品店を開業した。同じ建物で須賀さんが始めたのは洋食屋さん。

 大学を出て大手ゼネコンの大成建設に入社。研修終了後、本社の企画室に配属され、学校や高層住宅の建設など「タウンを作る仕事」に携わった。

 転機は父親の病気。「このまま大成に残るか、家業を継ぐか」という選択を迫られた。天下の大成を辞めるべきかどうすべきか悩んだ末、上司の「会社より親を大事にしろ」というひと言で退職。6年間勤めただけで「また一兵卒からのスタートとなった」。

 ところが、父親は黙ってても家賃が入ってくる貸しビル業に転換。上野の自社ビルは、1階から3階までマクドナルドに貸してしまった。「せっかく土建屋を辞めて洋服屋になったのに、それも辞めたら僕は失業しちゃうじゃないですか」

 家賃収入だけで何もせずに遊びほうけることはできるが、それではおもしろくない。結局、86年に父親の許しを得て、空いたビルの4階に洋食店「黒船亭」を開業した。売るものが服から食に変わったが、洋品店の経験は無駄ではなかった。

 

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