不動産バブルはなぜ起こる? 行き場を失ったマネーを「歓迎」する業界体質 (1/2ページ)

2016.10.02

 マンションを含めた不動産の市場価格というのは、どういう仕組みで形成されるのか。

 基本は「需要と供給の関係」である。買いたい人が多ければ不動産価格は上がる。売りたい人が多ければ下がる。売り手と買い手の「綱引き」で取引価格が決まるはずだ。

 ところが、世の中の金融システムが進化するにしたがって、不動産取引にもう1つの要素が深く関係するようになった。それは、他ならぬ「マネー」である。

 不動産には限りがある。ところが、管理通貨制度のもとではマネーには限りがない。通貨発行機関である中央銀行がマネーを増やそうと思えば、それこそ無限に増やせる。

 例えば、この日本。2013年の3月に黒田東彦(はるひこ)氏が日本銀行の総裁に就任してから、市場に出回る「円」の総量は大幅に増えた。

 さらにマネーには利用コストがかかる。金利である。これも下がり続けて、今や長期金利は限りなくゼロに近く、一部ではわずかながらにマイナスである。

 量が増えて、利用コストもゼロに近くなったマネーはどこに行ったのか。

 黒田総裁の意図は、お金をジャブジャブと市場に供給して、その価値を下げること。すなわち、物価を上げることを狙ったのだ。目標は年率2%。

 物価が上がると企業収益が改善し、それが給料として個人に分配され、経済全体が良くなる、という理屈だ。

 

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