「ユニジョ」という言葉をご存じだろうか。「ユニクロ女子」の略称で、ユニクロをおしゃれに着こなす女性を指す。かつての「安いけど、ダサい」というユニクロのイメージが一変する着こなしだ。ユニジョの力を持ってすれば、中高年サラリーマンもかっこよくユニクロで変身できるのだろうか。
最近、写真共有サービスのインスタグラムを中心に話題になっているユニクロの着こなしをまとめたのが『ユニジョ×リアルコーデBOOK』(扶桑社)。本書に登場するファッションアドバイザーの日比理子さんに聞いた。
「男性の場合、“全身をカジュアルテイストにまとめない”を意識するだけで、ずいぶん印象が変わります。例えば、スウェット素材のパーカーとパンツ、スニーカーという組み合わせはカジュアルすぎて部屋着に見えてしまいます。でも、コットンのボタンダウンシャツにデニム、革のローファーなら、適度なリラックス感もありつつ、おしゃれに見えます」
また、日比さんによると、「ダボッとしたシルエット」も要注意だという。例えば、ツータックパンツは腹回りが気になり始めた中高生男性にとって安心感のあるアイテムだが、下半身がもっさりして見える弱点がある。ストレッチ素材のノータックパンツを選んだほうがスタイル良く見えるのだ。