5G活用し自動運転車の監視システム ドコモが研究成果発表

2016.11.18

デモ走行を行った自動運転「ロボットシャトル」=16日、神奈川県横須賀市
デモ走行を行った自動運転「ロボットシャトル」=16日、神奈川県横須賀市【拡大】

 国内では2020年までに実用化される予定の第5世代移動通信方式(5G)。NTTドコモは16日、神奈川県横須賀市の研究施設ドコモR&Dセンタで「DOCOMO R&D Open House 2016」を開催し5Gを活用したサービスの例を紹介した。

 運転席のない自動運転の6人乗り小型バス「ロケットシャトル」が、徒歩より少し速いくらいの速度で走る。その間、車体の前後左右に搭載されたカメラが5G回線を通して映像をオペレーションセンターに送っている。ドコモとDeNAが開発する自動運転車の監視システムだ。

 5Gは通信速度が現在スマートフォンなどで使われている高速通信規格、LTEの100倍、送受信で生じる遅延は「体感できない程度」(ドコモ)。車両や周囲に異常があったとき即座に対応できるのが強みで、オペレーションセンターから車両を制御ができるようにすることも検討する。8月に千葉市の公園で走行実験が行われており今後は空港やイベント会場などの公道以外の場所で使われる予定だ。

 産業分野ではヘッドマウントディスプレーを装着し仮想現実内のロボットアームを操作すると遠隔地にある工場のロボットアームも同時に動くというデモが展示された。新日鉄住金ソリューションズと共同開発したシステムで、人が入れない場所での作業に活用できるという。

 エンタメ分野での5G利用ではブライトシステムの「あとからおもいでカメラ」がユニークだ。レジャー施設やイベント会場に入る際にスマートフォンアプリに自分の顔の写真を登録しておくと、顔認証システムで会場内設置されたカメラが撮影したその人を自動撮影してくれる。すると、退場するときにスマホで「ベストショット集」を閲覧できるようになる。カメラを持たなくても思い出を残せるというわけだ。

 監視カメラのエンタメ利用というアイデアからスタートした企画で、たくさんのカメラから高画質のデータを受信するのに5Gが不可欠だという。また表情の喜怒哀楽を数値化してベストショット集を作る案もある。ブライトシステムの岡本勝規氏は「親にとっては子供が泣いている姿も大事な思い出だ」と話し、親が子供をあやして撮影する時間がないときでもカメラが自動的に思い出を残してくれると自信を見せた。

 海外の通信業界では米国のベライゾンが2017年に5Gの商用化を目指しており、韓国のKTが2018年の平昌五輪で5Gのテストサービスを実施するとしている。ドコモの5G推進室室長の中村武宏氏は「世間の動向はどんどん前倒しになっている」と国際競争力を高めるには一層の努力が必要だと語った。

 

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