韓国、バターやチーズなど販売急増のウラでコメ敬遠 発端は「高脂肪ダイエット」番組

2016.11.21

 韓国は「高脂肪・低炭水化物ダイエット」が話題となり、バターやチーズなどの販売が急増した。地場流通大手新世界グループ系のEマートによると、9月半ばからの1カ月間の売り上げはバターが前年同期比41.4%増、チーズが10.3%増、豚バラ肉が7.6%増などとなっている。現地英字紙コリア・ヘラルドなどが報じた。

 Eマートは「3品目とも8月までは前年を下回る売り上げだった」としており、急増ぶりがうかがえる。きっかけとなったのは、9月半ばに放映されたテレビ番組で、高脂肪・低炭水化物ダイエットが取り上げられたことだという。

 この番組では、チーズとバター、肉の摂取量を増やし、炭水化物の摂取を控えて体重減に成功した例を取り上げるとともに、質のいい脂肪が体重減少に効果があると指摘した。番組の反響は大きく、フェイスブックなどSNSでも多くの消費者がこのダイエット法を話題にしているもようだ。

 食品関連企業の間では、早くも品目別で売れ行きに明暗が分かれている。国内のバター市場で8割のシェアを握る韓国ロッテグループの食品部門は、放映から2週間で、通常150トンの月間生産量を大きく上回る220トンのバターを受注した。

 一方、Eマートによると、9月半ばからの1カ月間に、韓国の主食コメの売り上げが前年同期比で37%減少した。炭水化物を多く含むとして敬遠された格好だ。もっとも、韓国でも日本と同様、食事や生活習慣の変化でコメ離れが進行しており、2015年の1人当たり年間消費量は約63キログラムで50年前の半分以下に減少している。

 番組が話題となる一方、体重減少のための食事療法の効果には個人差があり、体質による適性の見極めも不可欠なため、流行に飛びつくことに否定的な意見もある。世界各地で肥満が問題視される傾向が強まるなか、韓国でもダイエットは消費と関連しつつ、社会に影響を与えていきそうだ。(ソウル支局)

 

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