旬をつくって注目集めた「今年の漢字」仕掛けの代表例 (1/2ページ)

2016.12.14

さて、今年の漢字は?(画像処理しています)
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 “収穫の秋”も終わり12月に突入しました。旬を迎えた美味しいもの、今年も堪能できましたか? 最近は保存技術の発達で年中食べられる野菜や果物も多くなりましたが、やはり旬の味わいにはかないません。

 この旬の効果は食べ物に限ったことではありません。売れないものにも“旬をつくる”ことで、びっくりするほど売れるようになるのです。特に「どこにでもある、目立たないもの」を売るとき抜群の効力を発揮します。

 今回はそんな仕掛けの代表例として年末恒例「今年の漢字」(12月12日)の企画エピソードを紹介しましょう。この行事は今から21年前の1995年、日本漢字能力検定協会の依頼で「漢字検定」の受検者を増やすことを目的に企画したPRイベントでした。今でこそ、年末の風物詩として定着し、多くの人が「今年はどんな年だったか」を漢字で表現するようになりましたが、企画した当時は、自分の気持ちを表現するどころか、漢字そのものが「古い、ダサい」と嫌われていたのです。

 子供たちは学校で掃除当番をサボると「明日までにやってきなさい」と漢字ドリルを渡され、世の中は外国語ばかりがもてはやされていました。そんな状態で漢字を好きになれるワケありません。それどころか「このままでは、日本人が日本語を正しく使えなくなる」と社会問題にもなっていたのです。

 さらに検定試験についても外国語か特殊技術の実力を試すものと固定概念が定着していて、漢字で検定試験を受けるなんて考えられませんでした。つまり、漢字検定は世の中に受け入れられない“売れない商品”であり、肝心の漢字も嫌われていたのです。

 

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