囁かれ始めた欠陥 タワマンは雨漏りしやすい? (1/2ページ)

2016.12.17

いろいろと不都合な事実が報告されだした(写真と本文は関係ありません)
いろいろと不都合な事実が報告されだした(写真と本文は関係ありません)【拡大】

 マンションの欠陥というものは、なかなか表に出てこない。「あのマンションは欠陥建築だ」という噂が広がると、売却するときに買いたたかれる。だから、分譲マンションで欠陥や不具合が見つかると、管理組合側はなるべく穏便に元の売主(デベロッパー)と交渉して、補修工事をさせようとする。

 ところが、売主企業も施工会社も、そういった弱みを知っているから、ウニャウニャと言い逃れに終始するケースが多い。

 それで購入者が怒りだすと、子会社である管理会社にこう言わせる。

 「あまり騒ぎすぎると、噂が広がって資産価値が落ちますよ」

 少し前、建物の杭が支持基盤に達していないことが判明し、全面建て替えとなったマンションがあったが、ああいうケースは例外中の例外。たいていの欠陥は管理組合側の泣き寝入りとなる。

 最近、業界関係者の間で囁かれ始めたのが、タワーマンションの雨漏り。現代の建築技術の粋を集めて造られているはずのタワマンで、なぜ雨漏りといった初歩的な問題が起こるのか。

 第一に考えられるのは、タワマンの外壁に多用されているALCパネルの継ぎ目から雨水が浸入するケースだ。ALCというのは、高温高圧蒸気養生された軽量気泡コンクリートのことで、工場で大量生産される。重量が鉄筋コンクリートの約4分の1なので、荷重負担を軽くしたいタワマンにはうってつけの建材なのだ。

 施工現場では、工場から運ばれてきたALCパネルを外壁面にはめ込んでいく。だから、タワマンの施工は壁にコンクリートを流し込む通常の板状型よりも早く進む。

 
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