囁かれ始めた欠陥 タワマンは雨漏りしやすい? (2/2ページ)

2016.12.17

いろいろと不都合な事実が報告されだした(写真と本文は関係ありません)
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 ALCパネルの継ぎ目には弾性目地材の充填(じゅうてん)でコーキングし、雨水の浸入を防ぐ。ところが、タワマンは地震や風でよく揺れる。すると継ぎ目の劣化が早くなる。さらに、高層階は風が強いので雨が横殴りに打ってくる。雨水が浸入しやすいのだ。

 あるいは、タワマンでは外観デザインを優先するためにサッシ面が外壁と同一面になっているケースが多い。サッシと壁面の継ぎ目も、おなじ理由から劣化して雨水が浸入しやすくなる。

 雨漏りは、基本的に共用部である外壁から起こるので、補修は管理組合の費用で行うことになる。外壁は「主要構造部分」であるので築10年以内なら売主の責任で補修することになっている。

 タワーではない普通のマンションなら、築10年以内に雨漏りすると、鉄筋コンクリート部分の施工に問題があるので、欠陥建築に近い。ところが、タワマンの場合は、施工がキッチリとなされていても地震の強さや頻度によって雨漏りが起こりやすいと考えられる。また、40階以上といった高さになると、日々風で微妙に揺れている。

 タワマンが劇的に増えたのはここ20年ほど。今後、築20年や30年の物件も増えてくるが、見えていない問題も多そうだ。

 ■榊淳司(さかき・あつし) 住宅ジャーナリスト。同志社大法学部および慶応大文学部卒。不動産の広告・販売戦略立案の現場に20年以上携わる(www.sakakiatsushi.com)。著書に「マンション格差」(講談社現代新書)など多数。

 

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