Q.年始に家族が集まったら何を話す?
A.年に一度のじっくり話し合うチャンス。お墓など大きな話にも切り込むべきだ。
跡継ぎがなく、高確率で無縁墓になる墓を片付ける「墓じまい」をする人が急増している。先祖代々の墓を処分するとなると、後ろ髪を引かれる思いも確かにするが、そこは考え方次第。
「兄弟全員、上京してこちらでお墓を建てましたが、地元のお墓は墓守不在の状態。片付けるのは忍びないと思いつつ、放置しっぱなしというのも、引っかかるので、一度真剣に考えなければいけませんね」
こう語るAさんは、兄弟に墓じまいを提案。正月に兄弟と会って、詳細を詰める予定だという。
もちろん、関係者は兄弟だけではないし、田舎の場合、お寺との関係もある。根回しだけでも相当の時間と手間がかかるだろう。
そして費用の問題。墓石の撤去料金はもちろんだが、魂抜き(お性根抜き)代が数万円。離檀料を支払うなら数万円〜10万円程度必要になるし、Aさんのように近場の墓に移すなら、新たな納骨料も用意しなければならない。
誰が払うのか。お金の問題だけでももめそうだが、お寺関係に、役所関係にと手続きも煩雑だ。遠方の場合、自分で手続きするのが難しいとなれば、行政書士などに代行してもらう必要があり、またお金がかかる。
クリアしなければならない問題が山積の墓じまい。じっくり話し合いの時間が取れる正月を逃す手はない。



