トヨタが運転手の性格を把握する車を公開 危険を察知し自動運転に切り替えも

2017.01.06

トヨタ自動車が披露したコンセプトカー「Concept 愛i(コンセプト・アイ)」 =4日、米ラスベガス(AP)
トヨタ自動車が披露したコンセプトカー「Concept 愛i(コンセプト・アイ)」 =4日、米ラスベガス(AP)【拡大】

 【ラスベガス=共同】米家電見本市「CES」が5日(日本時間6日)開幕するのに先立ち、メーカー各社は4日、出展概要を発表した。トヨタ自動車は自動運転技術と人工知能(AI)を使い、車と人が「対話」する試作車を公開。韓国のLG電子やパナソニック、ソニーなどもAI搭載製品をPRした。

 トヨタの試作車「Concept 愛i(コンセプト・アイ)」は、AIが運転手の性格や感情を、表情などから把握。車側から関心のある話題を持ち掛けたり、気に入りそうな場所を含む経路を提案したりする。

 緊張を感知するとリラックスを促す音楽をかけ、運転手が危険な状態に陥った際には自動運転に切り替える。一部機能を搭載した実験車を数年内につくり、日本国内で実証実験する。

 LG電子は、声で指示を出せば食材をネット通販で購入してくれる冷蔵庫を公開した。米アマゾン・コムのAIによる音声認識技術を利用しており、レシピを尋ねれば扉に備わった液晶パネルで調理法を視聴できる。

 韓国サムスン電子も音声でネット通販ができる冷蔵庫を公開。庫内にカメラやセンサーを備え、映像をスマートフォンで確認できる。

 ソニーは声で家電を操作したり、見たい写真や映画をテレビに映したりしてくれる卓上ロボット「エクスペリア・エージェント」を披露。パナソニックも人と会話したり、動きをまねたりする卵形の卓上ロボットを出展する。

 これまでのテレビやスマートフォンに代わり、AIが主役に躍り出た形で、CESを主催する米民生技術協会は「人が声を使ってAIを自由に使いこなせるようになる日が近づいている」と分析した。

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