ソフト開発「エイトレッド」、上場時の資金調達で安全性さらに強化 今後も成長期待

2017.01.11

(1)貸借対照表
(1)貸借対照表【拡大】

  • <p>(2)損益計算書</p>
  • <p>(3)キャッシュ・フロー計算書</p>

 本日は、稟議申請などの社内書類の電子化ソフトを開発するエイトレッドをピックアップする。先日、東証マザーズに上場したばかりの同社であるが、その実態はどうなっているのか。2016年4月〜9月期(第2四半期)の決算書から読み解いてみよう。

 まず、貸借対照表=〔1〕=を見てみよう。資産に対する純資産の割合が約60%ある。資産規模は小さいが安全性は全く問題ない。上場時の資金調達で安全性はさらに強化されるだろう。

 次に、損益計算書=〔2〕=を見てみよう。営業利益率が31%、純利益率も20%と、収益力は非常に高い。顧客ごとのカスタマイズはせず、パッケージ化したソフトの開発に特化しているため、開発コストが抑えられ、販売数が増えれば増えるほど利益率も上昇する損益構造になっているのだろう。

 最後にキャッシュ・フロー計算書=〔3〕=を見てみよう。本業のキャッシュの稼ぎを示す営業C/Fが潤沢で、投資C/Fや財務C/Fへの資金の充当も十分にも余裕がある。

 安価で、かつ、IT知識が乏しくてもスムーズに使いこなせる同社のソフトは、中小企業を中心に高いシェアを誇っている。上場により獲得した資金は広告宣伝費や開発費に充てるという。企業の書類電子化、業務効率化の需要増加を背景に、今後も成長が期待できる。 (川口宏之)

 ■かわぐち・ひろゆき 公認会計士、早稲田大大学院非常勤講師。1975年、栃木県出身。専修大経営学部卒。図を多用した会計に関するセミナーは会計の素人にも分かりやすいと評判。著書に『決算書を読む技術』(かんき出版)。

 
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