「確証バイアス」の罠 英のEU離脱、トランプ勝利…「まさか」の連発だった原因

2017.01.11

 2016年は、「まさか、こんなことが起こるなんて!?」の連発の年だった。その原因は、世界がマンマと陥った「認知バイアス」の罠(わな)だ。

 まず、6月に英国で行われた欧州連合(EU)離脱に関する国民投票。投票の随分前から、何回も独立可否の世論調査が行われ、直前にも現地をはじめ、世界各国のマスコミや識者や専門家が残留派優勢を伝えまくった。それによると、「万一、英国がEUを離脱したら、英国のみでなく、EUもおかしくなる。だから、そんな愚かな選択をするハズがない!」との意見が主体だったが、蓋を開けたら、あっさり独立派が勝利した。

 そして、この「Brexit(ブレグジット)」を目の当たりにしながら展開したハズのアメリカ大統領選挙。トランプ氏は泡まつ候補扱いから、結果的に共和党候補に。直後から本格的に彼の大統領としての資質や問題点が連日のように報道されて、世論調査では、クリントン氏圧勝が伝えられていた。

 さらに、今回初導入されたという、数百万件の一般人のSNS上の会話から選挙動向を予測する「ビッグデータ分析」でも、出た答えはクリントン氏優勢。しかし、ご存じの通りの結果になった。

 「人は先入観に基づいて物事を判断し、都合のイイ情報だけを集めて、自己の先入観を補強したがる。不利な情報は無視、または集めない」というのが、認知心理学でいう「確証バイアス」。世界中の主要なマスコミや専門家らは、聞きたいことだけを集めて、聞いて、それを垂れ流していた? この世界、正しい情報が、正しく伝えられているとはかぎらない。

 ■過払い金無料診断ダイヤル102030のテレビCMでおなじみの司法書士法人新宿事務所の社長

 
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