ゼネコン技術者が歴史講座の講師に「日本のことを知ってほしい」 (1/2ページ)

2017.02.10

つくば市の藝文学苑で「歴史学習の楽しさを伝えたい」と語る平井光之さん
つくば市の藝文学苑で「歴史学習の楽しさを伝えたい」と語る平井光之さん【拡大】

 本欄は毎回、会社を辞めて新しい仕事に取り組む人をご紹介している。茨城県つくば市在住の平井光之さん(60)は、土木工学の技術者から歴史講座の講師へと、180度異なる仕事に就いた。歴史学習支援コンサルタントという肩書で講演活動を行っている。

 常陽藝文センターが運営している「藝文学苑」つくば教室の講座をのぞいてみた。スーツ姿の平井さんが、江戸時代の働き方や風俗などをテーマに、ユーモアを交えながら解説。

 「日本のことを知らずに死んでいく人がいっぱいいる。もったいない。みなさん、もっと日本のことを知ってほしいという思いですね」

 名古屋大学大学院の修士課程を修了後、大手ゼネコンの間組(現・安藤ハザマ)に入社。2年間現場の仕事を経験し、つくば市にある同社の技術研究所で研究に従事した。

 「ダムの岩盤を調べる試験なんかもしましたけど、お城の石垣の劣化度とか文化財の調査とか好きなこともやらせていただいて、会社には感謝してます」

 辞める数年前から同僚や友人が相次いで亡くなった。

 「人間はいつ死ぬかわからない。大事なことを勉強してないということに気がついて。先祖のことや宗教、哲学を勉強したい」と独立を決意。技術企画部長、環境修復営業部長などの管理職を命じられるようになってから、研究以外のよけいな業務が増えたことも動機の1つ。「管理職になると仕事がおもしろくないんですよ」

 2010年9月に退職。勤めているときから好きな歴史書を読んではいたが、講師の経験はない。本格的に研究を始めたのは辞めてからだ。

 
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