【経済快説】天下り官僚は「ビジネスマンに不向き」 政府方面とのパイプ役以外役立つケースも少なく (1/2ページ)

2017.02.16

国会の集中審議に出席した文科省人事課OBの嶋貫和男氏(左)と前川喜平前事務次官
国会の集中審議に出席した文科省人事課OBの嶋貫和男氏(左)と前川喜平前事務次官【拡大】

 文部科学省の大規模で組織ぐるみの天下りが問題になっている。同省幹部もこの事情を知り、また口裏合わせに協力していた大学まであるなど、底無しの様相だ。

 もっとも、今のところ最大の驚きは、違法行為に関わり、さらに口裏合わせに協力までしていた早稲田大学の鎌田薫総長が、まだ辞任表明していないことだ。一体、どういう責任感覚なのか。

 文科省の天下りは、天下りを受け入れる側に明らかなメリットがあり、構造が分かりやすい。

 一方、天下りをアレンジすることは、官庁側にあっても、将来も含めて生活の面倒を見ることがメンバーが組織に尽くす求心力になっているので、「悪いことだけれども、組織にとっては合理的」であることが分かる。

 どちらを需要側と呼ぶか迷うが、需要側・供給側の双方に経済合理的な理由があるので、この種の天下りを根絶することは容易ではなさそうだ。

 さて、ビジネスパーソンの読者として興味があるのは、天下りの官僚さんが、どのくらい仕事ができるのかであろう。

 網羅的に調べたわけではないので、印象論になることをご勘弁いただきたいが、多くの天下り官僚は、「教師としてはまあまあ優秀」だが「ビジネスマンには向いていない」という感触を持っている。

 官僚の多くは、東京大学をはじめとする試験偏差値の高い大学の卒業生であり、公務員試験に合格している。自分自身が勉強の方法を知っており、勉強の結果を成功体験として持っているので、学生に勉強を教えることにはまずまず向いている。

 
今、あなたにオススメ
Recommended by

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

「ソナエ 安心のお墓探し」では、厳選されたお墓情報を紹介! 相続、葬儀、介護などのニュースもお届けします。