ドローンのショールームと練習場一体型施設があると聞き訪ねた。都営地下鉄の森下駅、菊川駅から5分の距離にある「ライオンズファシリティ」だ。
「(ドローンは)映像を空から撮れるので、自らのツーリング姿などを空撮する趣味層、旅行先で撮影したいシニアの方もお越しになります」と施設を運営するライオンズフィルムのドローン事業担当役員、南海絢史氏は話す。
各種ドローンも展示され、気軽に触れられる。空撮した沖縄の海の動画も見られ、息をのむ美しさ。現在都内のほとんどでは屋外での飛行は許可申請が必要で、10時間以上のフライト経験も必要。家電量販店やネットで購入してもどこで練習すればよいのか分かりにくかった。その隙間を埋めるべくオープンしたという。
ここでは2階までぶち抜いた大型車庫のような練習場で飛行体験が積める。スタッフが「プロポ」と呼ばれる送信機で本体を飛ばすのを見学する。プロペラが回り、垂直にすうっと飛び上がり、空中で静止するのは爽快。「初回お試しフライト無料」もあり、基本的な説明の後、数分間の飛行が体験可能。
カフェバーも併設され、情報交流も盛んだ。13日には購入検討者向けに無料ドローンフライト講習会・体験会(HPから事前申し込みが必要)を実施予定。 (矢吹博志)
■「ライオンズファシリティ」(東京都墨田区立川2の10の10 M・吉原ビル1階)12〜19時(ラストオーダー18時30分)火曜、水曜定休(その他不定休あり)