客も社員も…ヤマト運輸が幸せになるには 再配達に追加料金を (1/2ページ)

2017.03.09

業界最大手のヤマト運輸が試練に直面している
業界最大手のヤマト運輸が試練に直面している【拡大】

 筆者は、企業の経営者を人間的にも優れていると思って尊敬することがほとんどない。立志伝中の名経営者であっても、私生活が乱れていたり、政治家や役所に取り入っていたり、社員に対して理不尽な服従を求めたりと、実はイマイチな人物が少なくない。企業だけの評価なら、むしろ感じの悪い経営者が信頼できる。

 そうした中、例外的に素晴らしいと思う経営者が、ヤマト運輸を創業した故・小倉昌男氏だ。規制と戦いつつ、宅配便という新しいサービス(今では生活に不可欠だ)を創造して成功し、さらに晩年には障害者の福祉に尽力した。

 しかし、今、小倉氏が創ったヤマト運輸がピンチにある。セールスドライバーの労働が過重になり、限界に達したようなのだ。主な理由はネット通販大手アマゾンのビジネスを、宅配二番手の佐川急便から奪って引き受けたことによって、予想以上の負荷が発生したことにあるようだ。

 ヤマトの労働組合は荷物の引き受けの総量を抑制することを求めている。加えて、経営陣は料金を値上げし、数百億円に上る未払いの残業代を調査した上で支払う意向だ(正しい!)。

 状況を見るに、これまで社員のサービス残業的な働きにぎりぎり支えられてきた状況で、限界を超えるシェア拡大を急いだことがつまずきの元だった。加えて、全般的な人手不足の中、セールス・ドライバーの追加採用には数・コスト両面で制約が生じ、他方、大手の荷主であるアマゾンは需要家として競争力が強い。

 

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

「ソナエ 安心のお墓探し」では、厳選されたお墓情報を紹介! 相続、葬儀、介護などのニュースもお届けします。