ゴーン氏 日産の退職金はゼロも三菱自から高額報酬の見込み (1/2ページ)

2017.03.17

 16年にわたって経営トップを務めてきた日産自動車のカルロス・ゴーン会長兼社長兼CEOが4月1日付でCEOと社長を退任し、会長に専念する。

 「コストカッターとして大鉈を振るい、日産の危機を救った名物経営者も63歳。これまでは“ゴーンなき日産”なんて想像もできなかったが、今回の人事でいよいよ時代が変わる」(業界誌記者)

 ニュー日産の行方とともに業界雀の関心を集めているのはゴーン氏の退職金。

 過去に高額だった事例としては、オリックスの宮内義彦・元会長の44億6900万円(2015年3月期)がある。昨年は、ソフトバンクグループ前副社長のニケシュ・アローラ氏の「退職金68億円」も話題となった。

 役員報酬が10億7100万円(2016年3月期)に上り、経営者年収ランキング上位の常連のゴーン氏なら、史上最高額となる100億円超えか−−そんな疑問を日産にぶつけると、意外な答えが返ってきた。

 「当社は2007年から役員退職慰労金制度を廃止しております。したがって、ゴーンが将来的に会長職を退任した際にも、退職慰労金は支払われません」(広報部)

 なんと、「ゼロ」だというのである。

 「日産が当時、役員退職金をなくしたのは、株主からの“額の決め方が不透明だ”という批判をかわすためだったといわれています。期ごとの業績に連動する役員報酬に一本化したほうが、株主にとってはわかりやすい。一方、退職金をなくす改革によってゴーン氏は、役員報酬を“もらい過ぎ”だという批判を抑え、自身の高給を維持できたともいわれています」(日産関係者)

NEWSポストセブン

 
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