身近に潜む梅毒の恐怖 女性急増、症状出ない「無症候性」に注意 (1/2ページ)

2017.03.29

吉澤恵理さん
吉澤恵理さん【拡大】

 いま、日本国内で梅毒が急増しているという。もはや昭和の病気ではない。症状と対策を薬剤師で医療ジャーナリストの吉澤恵理さんが緊急寄稿した。

 多くの方は、「梅毒」と聞いても過去の病気という認識のため「梅毒が身近に潜む恐怖」とは、感じないと思います。しかし、現状は違います。国立感染症研究所感染症疫学センターによる感染症発生動向調査によると、梅毒患者届け出数は、2006年に112人だったものが昨年には1673人と10年で10倍以上に増加しています。そのうち女性の数だけみると27人から455人と17倍にも増加しており女性に感染が広がっていることが分かります。

 かつては「不治の病」と恐れられていた時代もありましたが、1940年代以降、ペニシリンの普及で梅毒は治療できる病気に。それでも、感染者が急激に増えたのはなぜ?

 ■キーワードは3

 現代の梅毒は感染の自覚がないまま性交渉におよんで、感染を広げているケースが増えているとも推測できます。まさに身近に潜む恐怖です。

 梅毒の症状は感染から3週間後、3カ月後、3年後−と変化します。症状が出ない「無症候性梅毒」もあるので注意が必要です。

 【第1期=3週間後】痛みがないニキビのようなしこりやリンパ節の腫れ。

 【第2期=3カ月後】全身のリンパ節の腫れや熱、倦怠感、関節痛など風邪のような症状。バラ疹という真っ赤な発疹が全身に広がりますが、3カ月から3年で自然に消え、その後はしばらく無症状が続きます。

 【第3期=3年以上】結節性梅毒疹やゴム腫と呼ばれるしこりが皮下組織にできます。

 【第4期=末期症状】心臓、血管、神経、目などに重い障害が出て死に至ることもあります。

 

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