身近に潜む梅毒の恐怖 女性急増、症状出ない「無症候性」に注意 (2/2ページ)

2017.03.29

吉澤恵理さん
吉澤恵理さん【拡大】

 ■治療法は?

 第一選択薬は、ペニシリン系抗菌剤です。ペニシリン系にアレルギーがある場合はテトラサイクリン系やマクロライド系の抗菌薬を服用します。どの抗菌剤も咽頭炎などにも使用する一般的な薬であり、梅毒の治療は難しいものではありません。治療期間中の性交渉などは、感染拡大につながるため医師が安全と判断するまでは控えることが必要。また、感染の可能性があるパートナーと一緒に検査を行い、共に治療を行うことが必須です。

 ■不特定多数との性交渉は避ける

 コンドームの使用により、感染部位と粘膜や皮膚が直接接触をしないようにすることが有効な予防です。ただし、コンドームが覆わない部分の皮膚の接触などでも感染がおこる可能性があり、コンドームでの予防は100%ではありません。

 また、性交渉だけではなく感染部位と粘膜や皮膚が直接触れることで感染することがあります。梅毒は、繰り返し感染することもあり再感染予防も重要です。

 梅毒増加の背景には、“爆買い”の外国人が夜の歓楽街で豪遊していることや風俗店のモラルの低さなども囁かれていますが、その実態は定かではありません。増加の原因を他に求めるのではなく、個々が梅毒の感染を予防する意識を持つことが大切です。梅毒に限らず、定期的な性感染症の検査をすることが早期発見につながります。

 ■吉澤恵理(よしざわ・えり) 薬剤師。1992年東北薬科大卒業。福島県立医科大薬理学講座助手として勤務後、福島県公立岩瀬病院薬剤部などで勤務。健康セミナーや執筆活動でも活躍。

 

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