電通株主総会、労務問題の質問相次ぎ過去最長に… 山本社長が取締役に就任、労働改革を主導

2017.03.31

電通の株主総会が開かれた=30日、東京都中央区
電通の株主総会が開かれた=30日、東京都中央区【拡大】

 広告最大手の電通は30日、都内で定時株主総会を開いた。新入社員の自殺などの労務問題を受けて辞任した前社長の石井直氏(66)が取締役を退任し、山本敏博社長(58)が取締役に就く役員人事案などが承認された。山本社長は、総会後の取締役会で代表取締役に就任。名実ともにトップとして労働改革を主導する。

 参加した株主は531人(前年は307人)。労務問題などに関する意見や質問が相次ぎ、時間は3時間25分(同2時間15分)と同社として最も長かった。総会はモニターなどで公開されることはなかった。

 出席した株主らによると、冒頭、一連の労務問題やインターネット広告の不正問題について、議長を務めた中本祥一副社長(66)が「役員一同、おわび申し上げます」と陳謝。続いて、石井前社長が一連の労務問題について株主に改めて謝罪した上で、経緯や再発防止策などを説明した。

 その後、山本社長は「法令順守や社員の心身の健康と会社の成長を両立させる」と強調。株主からは「過去にも労務問題があったにもかかわらず、なぜまたこの問題が起こるのか」などといった質問があったという。

 総会に出席した東京都北区に住む64歳の男性株主は「山本社長は前向きな発言をしていたが大事なのは今後だ」と話した。

 電通は2015年12月に新入社員の高橋まつりさん=当時(24)=が過労自殺した問題を受け、今年1月に石井前社長が辞任。後任の山本氏は緊急登板だったため、取締役ではなく社長執行役員だった。

▼簡単登録の『プッシュ通知』始めました。詳しくはこちらへ

 

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

「ソナエ 安心のお墓探し」では、厳選されたお墓情報を紹介! 相続、葬儀、介護などのニュースもお届けします。