【介護離職に備えよ】団塊ジュニアに迫る介護問題 兄弟少なく…高い生涯未婚率 (1/2ページ)

2017.04.14

65歳以上の要介護者等の性別にみた介護が必要となった主な原因
65歳以上の要介護者等の性別にみた介護が必要となった主な原因【拡大】

 2020年前後に団塊ジュニア世代が50歳前後の年齢に到達すると、介護離職は今以上に深刻な課題になると言われている。

 その理由として、団塊ジュニアは兄弟が少なく、生涯未婚率が高いという2つが挙げられることが多い。だが既婚者でも、かつてのように自分の親の介護を配偶者に頼める時代ではすでにない。「親の介護を頼むよ」などと言おうものなら、離婚を切り出されてもおかしくないだろう。

 とはいえ、いわゆるワークライフバランス(介護と仕事の両立)だけで、介護離職を防げるものでもない。そのことは、当欄でもたびたび指摘してきた。早い段階から、親の暮らし方を親子で話し合い、情報を収集し、対策を取ることこそが、介護離職を未然に防ぐ防衛策なのだ。

 ところで、昔と違い、今は親と別居している人が多い。誰しも高齢になると、体力的に無理が利かなくなり、思わぬことでケガをすることがある。そのケガがもとで寝たきり→認知症発症というケースも多い。「親は実家でひとり暮らしだが、元気だから大丈夫」という認識は危険だ。

 高齢者の家庭内事故は非常に多い。調査によると、65歳以上の事故発生場所は一般道路が6・9%であるのに対し、家庭内は77・1%と圧倒的に高いのだ。寝たきりにならないまでも、高齢者はケガの完治まで時間がかかる。後遺症に悩まされることもある。

 

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