タバコ会社を辞め極めた一服 「3坪の紅茶専門店」が軌道に (1/2ページ)

2017.04.21

「一杯の紅茶で人を幸せにする」がライフワークの柏井さん
「一杯の紅茶で人を幸せにする」がライフワークの柏井さん【拡大】

 「3坪の奇跡」といってもいいのではないか。大手コーヒーチェーンの店が乱立する時代に、わずか3坪のスペースで、しかも紅茶だけの店を10年も続けているなんて。

 東京・千駄ヶ谷の紅茶専門店「モンマスティー」。注文カウンターがあるだけでテーブル席はない。店主の柏井慶一さん(58)は、タバコ会社の社員だった。35年前、ホテルの専門学校を出たが、「バンドをやっていて、就職せずに渋谷にあった紅茶の店でアルバイトをしていた。そこのアイスミルクティーが最高にうまかったんです」

 ミュージシャンを目指していたが、プロの道は厳しく「このままじゃダメだな」と就職したのが外資系の「フィリップモリス」。主な仕事は、タバコのPOP広告をJRや私鉄の駅などに貼ったりする販売促進だった。「本社から外国人がきてリストラの噂が流れたり、取引先のことで上司と衝突し」2004年に退職。次の仕事を模索していたときに、「たまたま担当していたキオスクのオバサンの仕事ぶりを見て、僕もああいう小さなお店をやろうと」

 退職後、「店名を決めるために」英ロンドンへ行った。小さなコーヒーショップへ入ったとき、「英語もしゃべれない僕に、小っちゃいカップでコーヒーを出して親切にしてくれた」ことが忘れられない。モンマス通りにある店だった。

 
今、あなたにオススメ
Recommended by

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

「ソナエ 安心のお墓探し」では、厳選されたお墓情報を紹介! 相続、葬儀、介護などのニュースもお届けします。