「処分庁」の汚名返上へ!金融庁、司令塔へ20年目の“進化” 大規模な組織再編も (1/2ページ)

2017.05.05

発足以来の組織大改革で行政機能が強まりそうな金融庁。長官人事もからみ金融業界の関心は高い
発足以来の組織大改革で行政機能が強まりそうな金融庁。長官人事もからみ金融業界の関心は高い【拡大】

  • <p>森信親長官</p>

 ■検査・監督一体化や官房機能強化

 金融庁が来年夏をめどに、大きな組織再編に乗り出そうとしている。現在は縦割りになっている検査と監督を一体化する一方で、金融行政の「司令塔」となる官房機能を強化する案などが浮上。1998年に大蔵省(現・財務省)から分離・発足して以来の大改革であるため、指揮を執る森信親長官(60)が今年も続投して3年目に突入するのは確実との見方が金融業界で出ている。

 「(新たな金融庁の姿は)長官が最終的にどう決めるかだ」

 金融庁幹部は組織再編で森長官が果たす役割の大きさをこう表現した。

 今年3月、金融庁の有識者会議は報告書を公表。「我が国の金融行政は一旦確立した検査・監督のあり方を見直し、進化させる過程にある」と強調した。

 そのうえで、金融機関に立ち入り検査を行う「検査」とヒアリングや指導を行う「監督」が別々になっている現在の手法を見直し、検査と監督を一体で行うよう提言。併せて、検査局と監督局、総務企画局に分かれている現在の組織の再編も促した。

 ◆処分から育成へ

 背景には、バブル崩壊後の不良債権問題に対応するため、財務の健全性やコンプライアンス(法令順守)に力点を置いて「金融処分庁」と揶揄(やゆ)されてきたこれまでの姿から、対話を通じて金融機関に金融仲介機能を発揮してもらい、日本経済の成長につなげる「金融育成庁」に“進化”させたいという考えがある。

 提言では、組織再編にあたって、「金融行政の総合司令塔機能の強化」にも言及した。

 

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