夜間救急に往診…利用広がる「ファストドクター」 医療機関、救急車の負担も軽減 (1/2ページ)

2017.05.17

夜間に自宅へ駆けつけ診察する菊池亮医師
夜間に自宅へ駆けつけ診察する菊池亮医師【拡大】

 暗がりで足早にスーツケースをひく白衣姿−彼らは東京都内で夜間の往診を専門に行う「ファストドクター」(事務局・東京都新宿区)の医師たちだ。昨年4月に診察を開始して以来、利用した患者数は1500人を超え、さらに伸び続けているという。 

 ファストフード、ファストファッションなど、各業界に手早い仕組み=ファストが定着する中、医療分野でも便利な取り組みが注目されている。

 株式会社ファストドクターを立ち上げた代表取締役で医師の菊池亮氏は、「夜間の軽症患者に積極的な医療機関が少ないことから夜間の往診専門の医療提供を行おうと考えました」と話す。

 2016年10月の調べで、都内の休日・全夜間診療事業実施医療機関は245施設。救急外来は、24時間体制で重症患者の受け入れのため存在するが、急な発熱や腹痛などの軽症患者の受診が増え、困惑している。

 このため、大学病院などの救急外来では、時間外選定療養費を設定。患者負担額は5000円程度が一般的で、医療機関によっては高額なところも。軽症での救急外来の利用は患者にとって経済的負担も大きいのだ。

 現在、ファストドクターは東京23区での活動を行い、約30人の医師が在籍。往診事業を保険適応で行っている。

 都内の医療関係者はこう指摘する。

 「軽症患者といっても急な発熱や腹痛は、患者にとっては辛く心細いという声を聞く。特に都内では、年齢問わず独居率も高いことから、夜間往診の潜在的な需要は大きくなっている」

 
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