一度は支店長になりたい!みずほFG「脱・年次主義」の人事改革 適材適所の人材配置 (1/2ページ)

2017.05.18

年次主義からの脱却を進めているみずほ
年次主義からの脱却を進めているみずほ【拡大】

 大手メガバンクの一角、みずほ銀行で、34歳(就任当時)の支店長が誕生した。東京都町田市の玉川学園前支店を率いているが、同支店は2011年に設立され、個人取引に特化しているという。

 銀行で支店長というと、「一国一城の主」のイメージもあり、多くの銀行員が「一度は支店長になりたい」と憧れるポストだ。みずほ銀行で13年4月時点の最年少支店長は44歳だった。

 銀行の人事は「年次」(入行した年度)をベースに、相対評価の順位の入れ替え戦を行う壮大な人生ゲームだったが、今回の若手支店長就任は、みずほフィナンシャルグループ(FG)全体が目指す「脱・年次主義」の人事改革の一環だという。

 公平を期するために紹介すると、みずほFGでは、ベテラン社員の活動範囲も広がっている。たとえば、3カ店以上で支店長を務めた経験者は、13年では23人だったが、現在70人にまで急増しているという。

 こうした変化は、基本的には望ましいことだ。銀行に限らず仕事の内容は多様化しており、働く人の能力・適性・成果も多様化している。

 率直に言って、業務の必要性に対して大多数の社員の能力に多大な余裕があれば(あるいは、官庁のように採算度外視で良ければ)、いわば「無駄」を覚悟しながらも上澄みを残す(つもりの)年功序列型の人事システムで良かった。だが、メガバンクといえども、そのような「人使いの無駄」の余裕がなくなってきている。

 適材適所の人材配置のためには、「年次が下の上司に、ベテランの部下」や「女性の上司に、男性の部下」といった、かつての銀行であれば生じなかった関係にも、行員が適応しなければならない。

 銀行員に対して、「若くても、支店長!」という人事は、メッセージとして分かりやすいし、効果的でもあるだろう。

 
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