いずれ来ると予想はしていても、いざ直面すると愕然とする薄毛問題。人知れず、悩んでいる人も少なくない。だが、最近では薄毛に対する意識も変わりつつあるらしい。薄毛に似合う髪形選びのヒントをプロに聞いた。
リクルートライフスタイル(ホットペッパービューティーアカデミー)が実施した「薄毛に関する意識調査2016」によると、薄毛が気になり始めるのは男性では40代前半、女性は50代前半頃が多い。気になるのは「他人の目」。とりわけ男性は「職場の異性」(21・8%)の視線を気にしていることがわかった。
一方、“薄毛漫才”でブレークしたトレンディエンジェルをはじめ、薄毛やスキンヘッドを隠さず売りにしたり、格好良く整えるタレントや俳優も増え、薄毛のとらえかたは多様化している。
全国の理容師を技術指導する全理連中央講師会幹事長の駒崎智氏は「かつての“バーコード頭”に代表される“隠す髪形”は減った。『薄毛も個性』という認識が広がっている」と分析する。
では、薄毛に似合う髪形とはどのようなものなのか。駒崎氏はこう解説する。
「薄毛が気になりだした人におすすめなのはソフトモヒカン。サイドは短く刈り込み、トップにボリュームを保たせると、頭頂部や額まわりの薄毛が目立たなくなる」