良識に基づいて生産 地球にも、作る人にも優しい「エシカルファッション」 (1/2ページ)

2017.05.28

「F−ABRIC」ブランドの長袖ボタンダウンシャツ(税別2万4300円)
「F−ABRIC」ブランドの長袖ボタンダウンシャツ(税別2万4300円)【拡大】

 諸兄はエコとかエシカルという言葉を聞いたことがあるだろうか。エコはecology(環境・生態)のことで、1990年代後半のエコロジー運動の影響を受けたのが地球環境にやさしいエコファッション。オーガニックコットンやリサイクル素材で作られた服やエコバッグが象徴的だった。エコが一躍知られるようになったのは1997年に登場したトヨタのプリウスを、ハリウッドの俳優が乗り回したことだった。

 エシカルは2010年代に入ってから登場したもので、エシカル(ethical)は道徳・倫理上のという言葉である。良識に基づいて生産し流通しているものをエシカルファッションと言う。発展途上国の人たちが生産することで仕事の機会や雇用を生み出し彼らの自立を助け、公正な取引をめざすフェアトレードや売り上げの一部を彼らに還元することで、作る人→売る人→買う人がその意義を共有する。“地球にやさしいファッション”ということではエコもエシカルも同じといえる。これからは地球環境をより意識して楽しむことが大切だ。

 それを意識して1993年にスイスで創業したFREITAG(フライターグ)社は、ヨーロッパを行き来するトラックの幌をリユースしたバッグを発売し、高価だが世界で一つという価値観が世界中で人気だ。昨年から衣料分野に進出したが、すごい考え方にあふれている。

 綿花がヨーロッパの気候に適さないこともあるが、綿は膨大な量の水を必要とするので土壌塩分を増加させ地下水位を低下させるという理由からコットンを使わない。堆肥となり自然にかえる生地を生産するために安心安全の土壌作りから始め、生産工程から有害廃棄物を一切出さない生分解性繊維素材をゼロから開発した。フランスのノルマンディー地方で育てたリネンをメイン素材にし、ブナの木のパルプから作られた綿によく似た肌触りの良いモダール繊維も使用している。

 
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