路上がリングだ!DDTプロレスリング・高木三四郎社長、大胆なエンターテインメント「文化系」の裏にしたたかな戦略 (1/3ページ)

★DDTプロレスリング・高木三四郎社長(47)

2017.05.30

DDTプロレスリング・高木三四郎社長(飯田英男撮影)
DDTプロレスリング・高木三四郎社長(飯田英男撮影)【拡大】

 3人で旗揚げして20年。路上プロレスや独自のルールでの試合など、エンターテインメント色を大胆に打ち出す「文化系プロレス」で、押しも押されもせぬ人気団体になった。経営者兼レスラーとして異例の急成長を成し遂げた手腕から、誰が呼んだか“大社長”。ついに「6・1」には東京ドームに進出するが、何と観客を1人も入れずに試合をするという。そこにもしたたかな戦略があった。 (中田達也)

 −−リングを使わず商店街や電車内などで戦う「路上プロレス」で知られています

 「プロレスの場外乱闘を独立させられないかと考えたんです。子供のころにプロレス会場でワクワクした思いを再現できないかなと」

 −−「文化系プロレス」との異名も

 「勝敗は大事ですが、必ずしも強弱だけでなく、キャラクター性だったり、試合のルールにアイデアが入っていたりするのが特徴です」

 −−レスラーが試合前にパワーポイントでプレゼンしたり…

 「あんなのほかの団体はやらないじゃないですか。でもあれが受けちゃう時代なんです。単純にリングの上で試合だけをしていればいいのではなく、体を鍛えるのはもちろんですが、頭も鍛えなくちゃならない」

 −−旗揚げ20年となりました

 「ここまで続くとは正直思ってなかったですね。旗揚げしたときは100〜200人規模の会場でしたが、転機は2009年の両国国技館大会でした。実は、前年の業績が会社を立ち上げて初めてマイナスになっていました。1500人ぐらい入る後楽園ホールでは定期的に興行をしていたんですが、大会場での興行で人気を高める必要があると決断しました」

 −−結果は大成功に

 「そこから広がっていきましたね。12年には日本武道館に初進出し、今年3月にはさいたまスーパーアリーナでも大会を開きました」

 −−一方で地方の興行にも積極的です

 「両国などのビッグマッチになると、関東近県の興行基盤だけではカバーしきれないので、全国にファンを作っておく必要があるんです」

 

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