“出遅れ”日本株の買い戻し加速 東京株、1年半ぶり2万円台のウラ (1/2ページ)

2017.06.03

日経平均株価は終値でも2万円を超え、約1年9カ月ぶりの高値水準となった =2日、東京都中央区(春名中撮影)
日経平均株価は終値でも2万円を超え、約1年9カ月ぶりの高値水準となった =2日、東京都中央区(春名中撮影)【拡大】

 日経平均株価が2日、約1年6カ月ぶりに2万円台を回復したのは、米国株が過去最高値を更新するなど外部環境が持ち直す中、堅調な企業業績にもかかわらず出遅れ感の強かった日本株を買い戻す動きが加速したためだ。ただ、日本株に連動しやすい円相場は円安ドル高の動きが鈍く、欧米の政治リスクが再び顕在化する恐れもあり、2万円台に定着できるか予断を許さない。

 日本株は、欧米の主な株価指数と比べると出遅れ感が顕著だ。昨年末終値と1日終値を比べると、米ダウ工業株30種平均は7%高、ドイツのクセトラDAX指数は10%高、フランスのCAC指数は9%高。だが、日経平均株価は大幅続伸となった2日終値でみても、5.6%高にとどまる。

 平均株価の次の節目は、ITバブル期超えを果たして約18年半ぶりの高値水準となった2015年6月24日の終値(2万868円03銭)などとなりそうだ。

 ただ、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の折見世記シニア投資ストラテジストは「(円相場に影響を与える)米長期金利が上がらなくなり、円安ドル高になりにくくなっている」と指摘。同社によると、平均株価の構成銘柄で今期の想定為替レートを開示した企業の平均は1ドル=109円台前半で、「これよりも4〜5円は円安ドル高に振れないと(日本株売買で中心的立場の)海外投資家の買いが続かない」とみる。

 欧米の政治リスクにも目が離せない。解任されたコミー前米連邦捜査局(FBI)長官は8日に米議会の公聴会で証言する。ニッセイ基礎研究所の井出真吾チーフ株式ストラテジストは「トランプ米政権の『ロシア疑惑』が一段と悪い方向に進めば、平均株価はいったん1万9000円まで下落することもありうる」と話した。

 
今、あなたにオススメ
Recommended by

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

「ソナエ 安心のお墓探し」では、厳選されたお墓情報を紹介! 相続、葬儀、介護などのニュースもお届けします。