【初めてのスマホ】スマホ1台にデータを集約しちゃダメ!

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 スマートフォンを肌身離さず持ち歩いているからといって、自分に関するすべてのパーソナルデータを、その1台に集約する必要はない。というよりも、1台に集約してはならない。

 1台に集約したスマートフォンは、紙の手帳と同じだ。紛失してしまったら、すべてが失われてしまう。大事なデータをパスワードなどで守っていれば、第三者に情報が漏れる心配はあまりない。だが、紛失して一番困るのは自分自身だ。

 スマートフォンは、クラウドという世界をのぞくためのメガネだと考えよう。クラウドはドラえもんのポケットのようなもので、何でも入るし、何でも出てくる“超世界”だ。

 それをのぞくためのメガネはスマートフォンだけではない。パソコンやタブレット端末もメガネの一種だ。いま、デジタル世界のトレンドは「マルチデバイス」、すなわち複数の機器を使ってクラウドをのぞくのが一般的だ。パソコンとスマートフォン、スマートフォンとタブレット端末、あるいはスマートフォン2台持ちというユーザーも決して特別ではない。

 これらの機器をクラウドと連携させれば、たとえばスマートフォンを買い替えてもデータの移行ということを考える必要はない。新しいスマートフォンを半日も使っていれば、以前に使っていたスマートフォンと同じ状態になる。

 理想的なのは、携帯しているどの機器でも常に同じ情報を取り出せるようにしておくことだ。さらにいうなら、その機器が何らかの理由でネットワークから切断されているときでも、必要な情報を取り出せなくてはならない。

 (1)いつでもどこでも情報を入れられて(2)いったん入れた情報は自分が所有しているすべての機器で参照でき(3)オフラインでも支障がないようにする。この3点を条件にすれば、スマートフォンで役立つビジネスアプリ−とくに、自分で情報を入れるタイプのアプリは、自ずと絞られてくるはずだ。

 アンドロイド・スマートフォン用のアプリは無尽蔵に見えるが、前記の3点を条件にすると、良質なものが残ってくる。それらをとりあえず使ってみて、自分の感性にマッチするものを使い続ければいい。

 アプリは5分間も使えば大体のフィーリングはわかる。有償のものでもまずは使ってみて、これはダメだと思ったら15分以内であれば購入のキャンセルができる。つまり、返品ができるのだ。

 たとえ100円程度とはいえ、有償のアプリを購入するのは勇気がいるものだ。週刊誌や新聞よりも安いし、自動販売機で缶コーヒーを買うより安いのに不思議なものだ。でも、アプリを買うことを避けていると、スマートフォンの世界のおいしい部分を見ないまま終わることになりかねない。(山田祥平)

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