サカタインクス、極洋に注目 中国経済が不透明 マイナー銘柄狙う

2013.06.28

連載:株式フジ

 中国経済に対する大きな懸念が出てきました。銀行システムの外(シャドーバンキング)で調達された資金が投機的な不動産投資に流れたり、貸し出しリスクの高い中小企業への融資に回っている金融秩序の乱れがかねてより中国当局の懸念として存在し、秩序回復のために中国人民銀行が資金供給を絞るなどの措置を講じました。

 この荒療治は半面で不良債権を作りだす恐れや銀行間貸し出し金利の急騰にもつながるもので、上海株式市場の下落につながり、ひいては東京市場にも不安感が台頭する結果になっています。

 ややこしい解説になってしまっていますが…当局の調整が失敗する最悪のケースでは「中国版リーマン・ショック」が起こる可能性もあります。もちろん頭を冷やして考えれば中国当局はそうしたことにならないように「予防措置」をしていることもわかります。

 それでも、ここから数カ月は上海株式市場の動きが東京市場の不安材料として意識されるものと思います。中国関連の主力株として「ファナック(6954)」「コマツ(6301)」「ダイキン工業(6367)」などが挙げられますが、これらの株価が下げ止まり、反転してくるときが「懸念が払拭されたとき」と理解するようにしていただければ幸いです。株価を基準に物事を見れば本当の動きがわかります。マーケットが間違うことはないのです。

 こうした中での銘柄選別は困難を極めます。とても当欄の紙幅で説明しきれるものではありません。それでも一言で表現するなら「市場の中心に位置しない銘柄」ということでしょう。

 2週前の当欄で「田淵電機(6624・大証2部)」というマイナー銘柄を390円処で取り上げましたが、26日には高値570円を付ける急騰劇となっています。業績上方修正に加え、マイナー銘柄であるが故に保有している投資家が少なく、売りものが少ないことも急騰の理由だと思います(狙い通りでした)。

 この考えに沿って銘柄を選ぶとすると、印刷用インキ第3位の「サカタインクス(4633)」です。やはり東証のマイナー銘柄ですが、好業績を背景に年初来高値を更新しています。

 このほか水産セクター(←マイナー業種)の「極洋(1301)」は4日の高値341円から17日の安値218円まで急落した後、戻りを試す展開となっています。

 ※株式情報CD/DL『天海通信』28日発行。詳細は私のHPをごらんください (株式ジャーナリスト・天海源一郎)

 

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