年初来高値を更新の銘柄に一段高 カカクコム、日本ペイント、オークファン

2013.08.09

連載:株式フジ

 引き続き強調しておきたいと思います。足元の東京株式市場がなかなか上に向かわない主因は「福島原発の汚染水が海に漏れ出していること」です。

 事態の収拾について政府は対策費用の一部を国費で補助する検討に入り、経済産業省が2014年度予算の概算要求に盛り込む方針と報道されていますが、それは「とうとう国が本腰を入れ始めた!」と歓迎される半面「東電に任せておけないほど深刻なのか…」という懸念を生むことにもつながります。

 日経平均株価は7月30日につけたザラバ安値1万3613円で一度これを織り込んでいるものの、積極的に上値を買っていくことには二の足を踏んでいる状況といえるでしょう。

 他方、「夏休みで市場参加者が減るから相場は低迷する」という見方には違和感を覚えます。確かに東証1部の売買高は低迷気味です。6月初旬の頃までは40億〜50億株の売買高がありましたが、現在は20億〜25億株といったところです。8月5日には19億株という今年最低の売買高も記録してしまいました。

 しかし、それに伴い日経平均が目立って下げたという事実はありません。夏休みで市場参加者が減るということは「買い」と同時に「売り」も減ることにつながります。

 株式市場には「閑散に売りなし」という格言もあります。相場が閑散として安値圏でもみ合っているときは、しびれを切らして売るべきではないの意です。閑散商状は買いも少ないが売りも少ない状態、もしかするときっかけを待っている状態かもしれません。「汚染水問題」に関するポジティブな材料が出てくれば相場の様子は一変するものと考えています。

 それまでは個別銘柄を短期売買で手掛けていくことになるでしょう。足元年初来高値を更新している銘柄には一段高の期待があります。絵に描いたような好業績を続けていることに加え、9月1日に1対2の株式分割を控えている「カカクコム(2371)」や、増配発表が好感されている「日本ペイント(4612)」がそうした銘柄に該当します。

 また、ネットオークションの情報・価格検索や分析サービス行うサイトを運営する「オークファン(3674)」は、荒い値動きを続けているものの徐々に下値を切り上げています。上がり出せば平気で2割ほど動く株ですので、短期売買には向く銘柄といえます。業績より値動きの様子を注視して売買することになります。(株式ジャーナリスト・天海源一郎)

 

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