人手不足の流れはこれから本番 求人情報サイトのエン・ジャパン出直り気配

2014.04.04

連載:株式フジ

 「消費増税は日本経済に悪影響を及ぼす」ということでコンセンサスが形成されていると思いますが、株価の動きからはそう決めつけることができません。

 まず、今回の消費増税は昨年10月1日に閣議決定がされています。これによって最終的に確定したわけですが、当時の日経平均株価は2013年10月8日の1万3749円を底に10月30日に1万4527円まで買われています。

 さらにその後、12月30日には1万6320円まで買い進まれることになりました。消費増税が本当に懸念されているのであれば、この株価上昇はまったく説明がつかないものです。

 14年に入り、下落に見舞われました。年初来安値は2月5日の1万3996円です。しかしこれも、中国の経済失速懸念や、ロシアによるクリミア侵攻がもたらしたもので、「消費増税」が嫌気されたものとはいえません。

 なによりも、消費増税実施前夜といえる、3月24日〜3月31日に日経平均は約400円も上昇しているのです。「今回の消費増税は日本経済に悪影響がない」と考える投資家が多いことが浮き彫りになっています。

 「いや、悪影響はこれから表面化する」という意見もありますが、それならば、実体経済を半年から1年早く反映するとされる株式市場はもっと下げていなくてはならないのではないでしょうか? 発想の転換…今の日本を取り巻く「イイこと」にもっと目を向けていかなければならないと思います。

 足元、「人手不足」というワードを目にする機会が増えてきました。建設現場ではかねてよりそれが指摘されています。人件費の急上昇が見られているのです。このほかでは、大手居酒屋チェーンが人手不足を主因として店舗の1割にあたる60店舗を閉鎖する(せざるを得ない)という発表もありました。

 4月1日の「日銀短観」でも人手が足りないと考えている企業が一段と増えていることが示されています。私はこの人手不足の流れは、これからが本番ではないかと考えています。当然、就職や転職、人材派遣に関する企業には追い風が吹くことになります。

 求人情報サイト運営の「エン・ジャパン(4849)」は子会社整理特損に伴う業績下方修正で売られたところから出直り気配濃厚です。転職イベント「適職フェア」などで知られる「キャリアデザインセンター(2410)」も一段高への期待があります。 (株式ジャーナリスト・天海源一郎)

 

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