ペガサスミシン製造に期待 アジア圏の需要が急増

2014.07.30

 米国企業の決算発表が本格化し、軒並み好決算を発表したことで、NYダウは好調に推移しています。このため、日経平均にも買い戻しが入り、一時1万5300円台まで回復しました。

 まもなく3月決算企業の第1四半期決算が本格化します。消費税増税後、初の決算発表となることから、注目度の高いイベントです。消費税増税による消費の落ち込み度合いによっては、市場全体が一時的に調整するリスクもあるでしょう。

 一方で、好業績で成長期待が持てる銘柄には、投資家の注目が集まり、大きく上昇する期待が持てます。よって7月から8月は、好業績が期待できる銘柄に投資する戦略が有効でしょう。

 そこで、私が注目したのは『ペガサスミシン製造』(6262)です。同社は、アパレル製品の生産時に縫製工場で用いられる工業用のミシンを販売しています。Tシャツや下着などに使用される環縫いミシンで、世界トップシェアです。

 同社を、「新興国での工業用ミシンの需要急拡大を背景に、業績拡大が期待できる」銘柄と判断しました。海外売上高比率は約90%と高く、特に中国やその他アジア諸国が約60%と高い割合を占めています。

 直近発表した通期決算では、中国の売上高は29億3100万円(前年比+54・3%)、その他アジア圏が56億9400万円(同+47・9%)と、アジア圏で急拡大しています。背景には、中国での人件費増が関係しています。これまで人件費の安さから、中国に世界のアパレルメーカーの工場が集積していました。

 しかし、中国の人件費が直近高騰しており、アパレルメーカーの利益が圧迫されています。それを受けて、人件費を安く抑えられる同社の高機能ミシンに需要が集まっているのです。

 生産拠点を中国からミャンマーやベトナムに移す企業も増加しており、新規工場の建設に伴って、ミシンの需要が急増しています。今後、この流れは継続する可能性が高く、同社業績は中長期的に拡大する期待が持てるでしょう。

 今期は、売上高160億2000万円(前年比+13・9%)、営業利益15億円(同+34・1%)、当期純利益11億7000万円(同+22・8%)を見込み、2ケタ増収増益を見込んでいます。好業績が期待できる同社ですが、株価水準はPER(株価収益率)約9倍と、割安感を感じる水準です。

 同社は、第1四半期決算の発表を7月31日に行う予定で、決算内容を好感した、投資家の注目が集まる期待も持てるでしょう。8月の投資戦略を考えるうえで、同社に注目してみてはいかがでしょうか。 (フェアトレード代表取締役)

 ■西村剛(にしむら・つよし) フェアトレード代表取締役。機関投資家出身で、統計データを重視したシステムトレードに注力。2011年株−1GPグランドチャンピオン大会で+200・4%、12年大会で+160・1%、13年大会で+157・0%のパフォーマンスを叩き出し、3連覇を達成。証券アナリスト検定会員。

 

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