株高「カヤの外銘柄」の事情 大塚家具、シャープに上昇はないのか…

2015.03.19


大塚家具・大塚勝久会長【拡大】

 約15年ぶりの日経平均株価2万円が視野に入る東京株式市場。トヨタ自動車など主力銘柄が高値を更新するなか、株価が急落や低迷に見舞われた「カヤの外銘柄」はそれぞれ事情を抱えている。

 下落基調をたどっているのが大塚家具。2月末に大塚勝久会長(71)と長女の久美子社長(47)の経営権争いが表面化して以降、1100円近辺で推移していたジャスダック上場の同社株は3月3日に2488円まで急騰した。しかし、これをピークに売り込まれ、18日の取引時間中には1430円まで下落。終値も1481円と3日の高値から約1000円も下げた。

 大株主の外資ファンドの大量売却が伝えられたほか、27日の株主総会では1株80円の配当を掲げる久美子氏側が投資助言会社の賛同を受けて、120円を提示した勝久氏側に対して有利だとの観測も出た。

 「勝久氏が経営を混乱させている」との批判の一方、久美子氏にも「パワハラ言動」の報道が出る。双方には企業のM&AやIR関連に強いPR会社がそれぞれ付いており、株主へのアピールに余念がないが「騒動が盛り上がるほど、顧客にはネガティブなメッセージとして伝わる」(小売りアナリスト)との指摘もある。

 このところの電機株が上昇するなかで、昨年来安値近辺で取り残された感もあるのがシャープ。業績の低迷や有利子負債の拡大が懸念され、「主力銀行団との金融支援交渉の行方が注視されている」(銀行系証券)。

 投資家が苦い思いをかみしめているのがスマホゲーム大手のgumi(グミ)だ。昨年12月に野村証券を主幹事として東証1部に上場したばかりだが、今月に入って業績見通しを下方修正し、営業赤字転落見込みとなった。株価も上場初日の3340円から右肩下がりで、18日には1305円と安値を更新。市場では「上場ゴール」(上場時がピークの企業や銘柄)と批判を浴びた。

 これらの銘柄に再び上昇のチャンスは来るか。

 

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