注目は「ムゲンエステート」「ラック」「クレスコ」

2015.03.21

 18日の日経平均の終値は1万9544・48円と、2000年4月14日以来ほぼ15年ぶりの高値となった。今年の春季労使交渉では、過去最高となるベア回答が続出した。

 また、「ファナック(6954)」は4月に株主との対話窓口となる部署を設け、増配や自社株買いも検討するという。そして、「日立製作所(6501)」や「三菱重工業(7011)」は、ROE(自己資本利益率)を経営目標に導入すると報じられている。

 さらに、2月の外国人旅客は1964年に統計をとり始めてから単月として最も多かった。日経平均1万9500円台回復は、これら「賃金上昇」「株主還元強化」「インバウンド消費盛り上がり」が好感された結果だ。

 まず、「ムゲンエステート(3299)」は、昨年6月の東証マザーズ市場への上場を機に、信用力と財務体質が向上し、金融機関の融資枠の拡大も相まって、将来の収益源となる販売用不動産も順調に増加している。投資用不動産の販売は同社グループの成長ドライバーとして増収増益へ大きく寄与している。これが注目ポイントだ。

 2015年12月期の連結業績予想は、売上高は385・46億円(前期比27・7%増)、営業利益は43・68億円(同26・1%増)と、2桁増収・2桁営業増益の見通しだ。

 次に、「ラック(3857)」は、マイナンバー関連として注目する。同社は、金融機関向けシステム開発で豊富な実績を有していることに加え、情報セキュリティー対策に遅れている地方自治体を積極開拓しており、今後、自治体にシステムが導入される過程で、受注拡大が見込める点が魅力だ。

 なお、情報セキュリティー対策への需要は、引き続き堅調に推移している。このような状況のなか、同社は、「KDDI(9433)」との新規ビジネス創出に引き続き取り組むとともに、「ベネッセホールディングス(9783)」との合弁会社設立に向けた準備を進めている。

 そして、「クレスコ(4674)」は、昨年11月28日に発行した第1回新株予約権が、今年の3月12日をもって権利行使が全て完了した。これが注目ポイント。

 新株予約権行使により調達した資金の使途は、クラウド、モバイル、ソーシャル、ビッグデータに代表される第3のプラットフォームおよび生活支援型ロボットやBluetooth、Beacon等の近距離無線通信に関連する先端技術の研究および新事業・新ソリューション開発に関わる費用などに充当するという。

 なお、足元業績は好調だ。15年3月期通期連結業績予想は、売上高は249億円(前期比13・0%増)、営業利益は19億円(同32・9%増)と、2桁増収・2桁営業増益の見通しだ。 (株式会社カブ知恵 代表取締役・藤井英敏)

 

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